2019.11.21《第29回演奏会 〜 小林裕へ贈る一杯。〜》

~ Oboe ~

 

小林 裕 Kobayashi Yuh

 

東京に生まれる。

3歳の時に軽井沢の高級ホテルのレストランであまりの静寂に耐えかねて突然大声で「ぼーがいっぽんあったとさー」と歌い出したというエピソードが残っているが真偽のほどは明らかではない。

 

鉄道の運転士を夢見て小田急の人事課まで訪ねるが、当時遠視であったためそれを理由にあきらめるよう説得され、オーボエに転向、高橋志郎、斉藤勇二の両氏に師事。

文化学院高等部卒業後スイスのバーゼル音楽院に留学、アンドレ・ラルドロ氏に師事し、同時にスイスチーズとスイスチョコレートを極める。

 

1986年、ドイツのヒルデスハイム市立歌劇場管弦楽団入団、ドイツビールの研鑽を積み、現在の体格の基礎を作る。

1990年、やはり日本酒と焼き鳥の魅力には勝てず帰国。

1991年、東京フィルハーモニー交響楽団入団、2012年10月まで同団首席オーボエ奏者を務めた。

現在国立音楽大学客員教授、洗足学園音楽大学非常勤講師、東洋大学管弦楽団木管トレーナーとして後進の指導に当たっている。

 

最盛期には体重105kgを誇り、広島に演奏旅行した際にタクシーの運転手さんに新日本プロレスのレスラーと間違えられたエピソードはあまりに有名。

20キロあまりの減量に成功した2004年11月初めに右ふくらはぎ筋肉断裂、松葉杖生活を余儀なくされるが、松葉杖姿を見た殆どの人(特に東フィル関係者)に「痛風?」と訊かれ、体格と酒量が人に与える印象について認識を新たにする。

 

小学生の頃からの阪神タイガースファン。

居酒屋で六甲おろしをオーボエで吹いた経験多数あり。

東フィル定期などで着ている燕尾服の下のウィングカラーのワイシャツのカフスボタンは、タイガース印であることは意外に知られていない。

 

B型Rh+。射手座。動物占いはサル。魚占いはホタテ。家電占いは携帯電話。すし占いはアガリ。

 


 

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